ホルマリンの中からコンニチハ

観た映画、買った本、おもちゃについて精神年齢未就学児目線でとりとめなく書き尽くすブログ

開講!アローバース入門!Part4

めたてのブログを早速サボってしまいました…。しかし三日坊主も四日目突入ということで続けられたことを祝いたい所存でございます。

サボっていた間もアローバースに触れていました。

変則的でありますが、観終わりたてほやほやの『ブラックライトニング』シーズン3と『タイタンズ』シーズン2(ともに吹替)のザックリとした感想を垂れ流してから通常路線のアローへ戻りたいと思います。

 

『ブラックライトニング』シーズン3(ネタバレあり)

f:id:RoseBudMan:20200508182842j:plain

変身ブレスで新スーツを蒸着!カッコいいぜ!

前シーズンでブラックライトニング一家は正体がASA(朝日新聞ではない)にバレ、ジェファーソン自身と宿敵トビアスの身柄はASAの研究所(通称:奈落)に拘留され30年間の冷凍保存から目覚めた他のメタヒューマンとともに能力テスト(という名の人体実験)を受けていた。

妻のリンは街に出回るグリーンライトという薬物からメタ能力が覚醒する事実を突き止め、一般人も一時的にメタヒューマンになれる薬を開発。また過酷な労働環境の中、薬物中毒に陥ってしまう。

長女アニッサはASA(ザックリいうと防衛省)によりロックダウンされた街フリーランドから、メタ陽性反応の出た市民を逃がすべくブラックバードとして活動をしていた。

次女ジェニファーは死んだ彼氏のカイルを引きずりながらも高校生活を送り、ASAから依頼された敵国マルコヴィアの基地を襲撃するなどのおつかいをこなす日々。

ビアスに殺されたカイルはどっこい生きていてもう一つの人格である暗殺者のペインキラーに悩まされていたり、アニッサは行方をくらましていたシェイプシフターの彼女と結婚したり、母親の仇を討ちに街へやってきたメタ転校生とジェニファーが合体技を編み出したり、途中クライシスが来て別時間軸と合体しちゃったり、マルコヴィアとASAのメタヒューマンを使った戦争など、色々あってラスボスのグレイブディッカーをみんなで倒し、家族は再び自由を手にしめでたしめでたし。といった内容。

総合評価は平均点ちょい越えくらい。77点

放送開始が去年の10月なので、まったくの偶然でありながらこのご時世、コロナ禍の感染云々を彷彿させる前半でした。人種や性差別などの社会問題を実際に起こった事件をベースにストーリーを構築するというDCドラマ史上もっとも社会派の『ブラックライトニング』が図らずとも現実を先取りしてしまった。。その驚きが半端なくありました。

またWWⅡにアメリカで生まれた最初のメタヒューマンうわぁ、凄い既視感がラスボスというのも痺れましたね。ジェファーソンとの意外な関係も今後掘り下げ甲斐がありそうで。レギュラーメンバーに薬物依存、二重人格といったキャラの肉付けがされ、今後ストーリー上のノルマとして、幅の広がりが楽しみになりました。

これは毎回思っていることですが、予算が…足りない!戦争描写も研究所内や森の中を

軍人が銃持って右から左、左から右に行ったり来たりするばかり。(街はバリアで包囲されている設定なので)重爆撃機とか派手な兵器は寄越せないのが残念。超能力バトルもいい加減見飽きたのでアクションへの期待はもうないですね。

現実のアメリカが平和になるまでブラックジーザスはキング牧師を引用しながら世相を切り続ける…ネタ切れ失速感はそこまでないので、まだ楽しくお話の続きを観れそうです。

(PS:アースプライム、並行世界の融合やクロスオーバーはこのドラマにおいてはそこまで難しく考えなくて大丈夫だと思います。)

 

 

タイタンズ』シーズン2(ネタバレあり)

そもそもシーズン1がつまんないんですよ。Netflixのマーベルドラマが大人向けのバイオレンス、シリアス路線をウロチョロしており、中でもデアデビル(シーズン3)やパニッシャーは面白かった。反面、打ち切りが似合う面白さだったアイアンフィスト。作品のクオリティはこの『タイタンズ』シーズン1も2も似たようなモンでした。

原作キャラクターのポテンシャルと演者の魅力が無ければ目も当てられないつまらなさだったと思います。

あらすじをザックリ説明。シーズン1の直後ディックがトライゴンに操られ、タイタンズも操られる中、ガーがレイチェルを救い出したことで形勢逆転。ディックを正気に戻し、トライゴンを秒殺。タイタンズはサンフランシスコに拠点を置き再スタートいるのでした…という第一話をシーズン1でやれよ。

そして今シーズンのメインヴィランはデスストローク

f:id:RoseBudMan:20200511013209j:plain

衣装にはお金がかかっています…が肝心のアクションがトホホ…

New52!の設定にかなり近く、息子ジェリコと娘ローズと色々ごたごたがあり、そこにタイタンズ一期生が関わっていたという話。途中まるごと一話がスーパーボーイ登場回だったり、ローズの過去回、ジェリコ過去回、アクアラッドとワンダーガール過去回だったりと事の経緯を遡って説明されるたび、話が中断されてイライラしました。

タイタンズと言われると

f:id:RoseBudMan:20200511012110j:plain

こういうイメージが強いので、ブレックファスト味の10代青春ドラマを期待していたんですが、悪い意味でNetflixシリアスドラマの引力に引っ張られて暗くジメジメした雰囲気だけまとった出来損ないになってしまってます。

シーズン1の冒頭からしてディックがバットマンのもとを離れてだいぶ経ってるわけで、状況説明もぼかしたまま、事後の話をこねくり回し過ぎなんですよ。

これもよくあるツッコミだけど、ジャスティスリーグが、スーパーマンが、いるならもう少し二軍ヒーローも管理しとけよ!もっとヤバい世界の危機に立ち向かってるのか知らないけど、密に接触しろや!ブルースウェイン依存症から立ち直り、最終回でディックはようやくナイトウィングになったわけですが(この構成もデアデビルっぽいな)相変わらずアクションはカット多めで見づらく、そのくせ淡泊なんですよ。マネするならそこもきちんとしろ!あと最終回で雑に死ぬワンダーガール、なんだアレ!スーパーボーイがぼさっと立ってて木偶の坊じゃねえか!

f:id:RoseBudMan:20200511014110j:plain

クラークケントをアホにした感じ…

総合評価は平均下、35点

マイティソー ダークワールドがラグナロクに方向転換して成功したように、戦闘能力低め、ポテンシャル高いメンヘラ、監督不届き、多感な10代がみんなバカだと開き直って明るく楽しく頑張ってほしいなぁ(届かぬ願い

 

 

f:id:RoseBudMan:20200508184528j:plain

もう辞めちまえよ!

 

というわけで次からはアローバース入門!通常路線に戻ります。入門と言いつつそこそこのファンじゃなきゃこんなヨタ記事に目を通していただけないんじゃないか。ということで次回以降すこしずつ中級者に向けたマニアックな内容をお届けできたらなと思っております。

 

Greg! Move your head!